世界には、きのこたけのこ戦争などの宗教戦争が溢れていますが、Android vs iPhone も今となっては宗教戦争の様相を呈しています。
どちらにも良いところと悪いところがあるので、どっちが良いかは各々の好みで良いと思います。
ただ一点言えることは、スペック戦争については2016年にiPhoneが廉価版(SEシリーズ)を出したことで完全に終結したという認識です。
スマートフォン出荷台数の伸びは2016年以降、前年比で明らかに鈍化していて、2019年には前年比割れしています。
2015年以前のスマートフォンはまだ「年々進化するガジェット機器」でしたが、2016年以降はコモディティ製品になったことで、変態新機能よりも標準的な機能が安定的に安く使えることが求められるようになりました。(スマートフォンには個人のファイナンスデータも入るのでセキュリティも重要)
私は2016年から Android → iPhone SE にして、2021年から iPhone SE を第二世代にアップデートしました。
スマホ自体の機能の進化速度はAndroidの方が早いですが、AndroidだとOS自体にベンダー別のカスタマイズが多く入ることに加えて、ベンダーによるOSサポート期間も2〜3年という短い期間で打ち切られます。実際、2017年10月に発売した Google Pixel 2 は 2020年12月(約3年)でサポートが打ち切られました。
一方iPhoneの場合、2013年9月に発売した iPhone 5s は、2019年9月(約6年間)でサポートが打ち切られました。
Pixel 2 も iPhone 5s も定価はだいたい同じ8万〜9万円ぐらいですが、サポート期間フルで使い続けた場合、iPhoneの1日あたりのコストはAndroidの半額 ということになります。
Androidの 3〜4万円の激安端末を使っておけば、iPhoneよりも安く使えました。
しかし、2016年にiPhone SE(約5万円)が登場したことで、コストパフォーマンスの面でiPhoneがAndroidを抜き去っています。(だから私は2016からiPhoneユーザになりました)
「それでもAndroidじゃなきゃ嫌だ」という方が一定数居ることも分かるので、スマホアプリ開発をする私は粛々と両OSをサポートし続けるしかない訳ですが...
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。