2023年8月17日木曜日

合理的ではないものを作りたい

ここ最近、実機版の東方VGSの開発が忙しくて、東方VGSの曲追加が滞っています。

実機版の東方VGSは、RaspberryPi Pico(700円ぐらいで買える省電力SoC)、ILI9341(輸送費込みで1,500円ぐらいで買える3.2インチTFT液晶)、UDA1334A(輸送費込みで1,000円ぐらいで買えるDAC)という、主にIoTの分野で使われる激安パーツを組み合わせて開発中の同人ハードウェアです。

なお、完成品を購入できる一般的なゲーム機等とは異なり、基本的に各自で部品を集めて組み立てるプラモデルのような形での提供になります。

OSS(Open Source Software)ならぬOSH(Open Source Hardware)ですね。

なお、ファームウェアはOSSとして開発中です。

https://github.com/suzukiplan/tohovgs-pico

RaspberryPi Pico の性能は、CPU が ARM の Cortex M0 133MHz x 2 cores で、SRAM サイズは 256KB です。

1997年発表の MMX Pentium が 333MHz だったので、CPU のクロックレートについてはその半分以下の性能です。

一見するとかなりキツそうに見えますが、実はクロックレート以上にキツイのが 256KB というメモリサイズの方です。

MMX Pentiumぐらいの頃のスタンダードはだいたい 64MB も使えたのですが、256KB(0.25MB)ということは 1/256 しかメモリが使えません。

Windows や Linux といった重たい OS が載っておらず(※FreeRTOS というカーネルオーバヘッドがほぼ無視できる程度の軽いリアルタイム OS が載っている)、スペックの全てを専有できるのですが、それでも 1/256 というメモリサイズは大きな枷になります。

それぐらいのスペック感ならギリギリ東方VGSが再現できるのではないかと踏んでいます。

SD90等の高性能な音源で作られた東方Projectの楽曲を、チープなVGS音源で再現を試みた東方VGS(スマホ版)を、更に極限までチープなマシンスペックでの再現を試みる。

ある意味既定路線なのかもしれません。

まぁ、何も意味はありませんが。

意味(合理)を求めると世の中がつまらなくなるような気がするので、なるべく非合理的な行動を心がけたいものです。

2023年7月6日木曜日

インド株ってどう?

最近投資に興味を持ち始めた友人から「インド株ってどう?」と聞かれたので少し調べてみました。

まずは、インドの代表的なインデクス(SENSEX)の1980〜2023の推移を年足チャートで見てみます。

【S&P BSE SENSEX の年足チャート(※Closeのみ)】

1980年の終値148.25INRが、2023年現時点で65479.05INRなので、1980年比較で約442倍という中々エグイ成長をしてます。

ただし、為替レートもかなり変動していて、1980年時点は1INRあたり約28.8191円でしたが、2023年時点は1INRあたり約1.623円と、この43年でかなりのINR安(円高)になったという点にも注目する必要がありそうです。

【為替レート(INR/JPY)の年足チャート】

そこで、為替レートを加味した円換算のSENSEXチャートを見てみます。

【S&P BSE SENSEX × INR/JPY】

1980年の終値が約4,272円、2023年現時点は約106,273円なので、1980年比較で約24.87倍ということになります。

つまり、1980年時点で100万円分買い43年間ホールドし続ければ2023年時点で2487万円というパフォーマンスだったようです。

年率に換算すると7.7%程度ですね。(※100万円を年率7.7%複利で43年寝かせた場合、約2428万円になります)

インドは、1980年以降世界のGDP成長率を大幅に上回っていた背景があることもそれだけ伸びた一因かもしれません。ただし、GDP成長率は2016年頃をピークに鈍化傾向にあるようなので、今後も同程度のパフォーマンスを期待できるかは分かりませんが。

貿易実績で見ると、2022年は実績は

  • 輸出 = 405,059百万ドル
  • 輸入 = 656,132百万ドル

という状態のようです。

約2510億ドル程度の貿易赤字ですね...日本円換算すると約35兆円(140円/ドル換算)と中々凄まじい。どれぐらい凄まじいのかというと、昨年、「深刻な問題だ!」と騒がれていた日本の貿易赤字額は約20兆円でした。

主な輸出品目は「石油製品、宝石類、電気機器、一般機械、化学関連製品」で主要取引先は米国、UAE、オランダ(日本は26位)。注目すべき主な輸入品目は「原油・石油製品、宝石類、電気機器、一般機械、化学関連製品」で主要取引先は中国、UAE、米国(日本は13位)とのことです。(報道などでよく聞かれるようにインドの中国依存がかなり強いことが分かります)

今後、輸出産業を伸ばせるかが重要になってきそうです。ただし、外務省のデータを見る限り9年連続で貿易赤字(輸出<輸入)なので中々厳しそうです。ですが、米AppleがiPhoneの製造を中国からインドへシフトする動きがあるらしい(参考)ので、サプライチェーンの脱中国化がインドシフトの方向で加速すれば勝機があるかもしれません。

ネットでざっくり調べられる情報はこんな感じでしょうか。

冒頭の友人の「インド株ってどう?」という問いに対して答えるなら、私は自分が普段使っている商品を出している会社など、上がっても下がっても気にせず投資できる企業のものを買うのがベターだと思っているタイプ(つまり、知っている企業の株しか買わないタイプ)なので、仮に買うとしても途上国インデクスで薄く買うぐらいの感じでしょうか。

そもそも、まだインドに行ったことすらないのでとりあえずインド旅行や滞在をして現物を見ないことには分からないという感じかな。

2023年7月4日火曜日

日経平均株価の長期推移(1954〜2023)

日経平均株価の長期推移を調べようとすると、長くてもバブル期以降の情報しか出てきませんが、高度経済成長前(1950年代)から現在(2023年6月)までの推移グラフをかなりザックリとですが作ってみました。

直近のテクニカル的な意味での山場は、

  • 1989年12月29日: 38,915円87銭(天井)
  • 2009年3月9日: 7,054円98銭(底)

の2点です。

2009年の底から4年間の謎の横ばい期間(民主党政権時代)を挟んだ後、2013年から上昇トレンドになっています。

この上昇がいつまで続くのか?という点が最大の関心事項かもしれませんが、それについては正直分かりません。

ただ事実ベースで分かることは、

  • 2013年から2023年までの過去10年間は上昇トレンドを維持している
  • 過去の上昇トレンド: 高度経済成長(1955年)〜バブル崩壊(1989年)まで(34年間)
  • 過去の下降トレンド: バブル崩壊(1989年)〜金融危機(2009年)まで(20年間)
  • 過去のトレンドはだいたい20〜30年ぐらい継続する傾向がある

ということ(つまり、過去にどうだったのか?ということ)のみです。

なので、2013年から15年間かけて(2028年ごろに)38,915円をレンジブレイク、その後15年ぐらいかけて(2043年ごろに)天井から底の差額を加算して80,000円前後に到達...というのが私の見立てでの理想形ですが、さてどうなるかな。

まぁ、未来がテクニカル通りになることは経験上あまりありませんが。

何より、直近1年ぐらいの上昇は少しペースが速いので加熱感があるので流石に調整があるかも?

2023年7月1日土曜日

ダイエット(1ヶ月経過時点の状況)

ダイエット開始から丸1ヶ月経過したので、経過状況を分析してみます。

まずは、体重の推移状況がコチラ

現状維持ですね。

体重(kg)だと少し分かりにくいので、ここ一ヶ月の日々の体重数値を偏差値にしてグラフ化してみます。

トレンドラインとしては順調に下降傾向にあるようです。

また、月初時点から日々の平均値を求め、日々の体重からその平均値を減算して平均変化ポイントを求めてみたところ、月末は月初時点から 約-1.2 ポイントの減少となりました。(つまり、月間1.2kgの減量をしたことになります)

なお、序盤で少し減少角度が急だったので、体重を減らしすぎないように適宜運動量や食事量を増やしたり減らしたりして調整しています。

ダイエットというと、一般的に体重を減らすことにフォーカスしがちですが、闇雲に体重を減らせば良い訳ではありません。

実際、筋肉量を増やしつつ脂肪を落とした場合、体重が増えることもあり、逆に筋肉量を落としつつ脂肪を増やした場合、体重が減ることもあります。(この場合は、体重が増えた方が一般的には健康だと思われます)

私の場合、1年間で+6kg太ってしまったので、今年も同じように単調増加するとマズイのでそれを防ぐことがダイエットの狙いです。

ただ、1ヶ月で一気に6kg落とそうとしている訳ではなく、月平均-0.5ポイントづつ落としていき1年間で6kg落とす予定なので、先月は予定よりも少し頑張りすぎてしまった感じでしょうか。

ちなみに、日々の運動量(基礎代謝を除くワークアウトでの消費kcal)はこんな感じでした。(これはダイエットで増やしたりしていないので概ね前月と変わらないぐらい)



2023年6月16日金曜日

はじめての資産移動

LINE証券が証券事業から撤退して今後はFXに専念するようです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cb21953409ae45c5c009c2233b8921c770845449

証券や投資信託は野村證券へ移管されるようですが、ネット証券会社(手数料が安い)と老舗証券会社では客層が全く違う気がしないでもないです。

私は用途ごとにいくつか証券会社を使い分けをしていて、LINE証券は主に積み立てNisaと国内株式の短期〜中期取引用に使っていたので、全部売却して楽天証券(iDeCo専用)のMRFへ移管しました。

手数料を払えば現金化しなくても証券や投資信託をそのまま移管することもでき、何なら2023年8月以降は(移管手数料をLINE証券が負担して?)無料で移管できる救済処置があるようですが、長期ポジションではなく短期〜中期なら丁度よい利食いポイントかも?と思ったので、それなら一旦全部手仕舞っても良いだろうと判断しました。

日本株について、直近で短期〜中期目線で大きく下げるリスクファクタとしては(昨年末にもあった)YCCのサプライズ修正だと思われますが、6.16の日銀会合で「YCC修正についてはある程度のサプライズもやむをえない」というニュアンスのことが言われていて、円安基調も(昨年ほどではないものの)進んできたので、それを警戒した側面もあります。(長期なら気にせずホールドですが)

なお、積み立てNisaについては、一度廃止手続きをして勘定廃止通知書(または非課税口座廃止通知書)をLINE証券から貰い、それを楽天証券でNisa口座を開設時に送付する必要があるので、証券会社間での移管時は一度利益確定 or 損切りが必須...な筈。(LINE証券は半分野村なので野村證券へそのまま移管できるようにするんじゃないかと思われますが ※未調査)

積み立てNisaをLINE証券にした理由は、野村が取り扱っている投資信託商品を買いたかったためなので、そのまま野村移管でも良かったのですが、最近少しポイント投資に興味を持ち始めたので楽天証券へ移動することにしました。

積み立てNisaのLINE証券からの移動先はSBI or 楽天で少し悩みましたが、静岡に引っ越してから(近所に店が少ないので)ネット通販の利用頻度が上がったので楽天にしておきました。楽天の場合、積み立て投資を楽天カードでやれば楽天ポイントが手に入るようです。

SBIでも投資信託購入でのポイント獲得&ポイント投資は可能で、ポイント還元率は楽天は最大1%(※楽天プレミアムカードの場合)、SBIは最大5%(※三井住友プラチナプリファードの場合)なので、利回りだけ見るとSBIの方が良さそうに思われるかもしれません。

楽天もSBIも、投資信託クレカ購入でのポイント付与は月額最大5万円分までなので、それぞれ年間に得られるポイント数は、

  • SBI: 5万円の5% = 2500円 × 12ヶ月 = 3万ポイント/年
  • 楽天: 5万円の1% = 500円 × 12ヶ月 = 6,000ポイント/年

という中々しみったれた金額に見えますが、ポイ活なんてだいたいそんなもんでしょう。(偏見)

ただ、これぐらいの金額感だとカードの年会費のことを気にする必要があります。

三井住友プラチナリファードは年会費3万ちょいで、年間利用金額が100万円につき1万ポイント(最大4万ポイント)得られる仕様らしく、私は投資以外ではほぼほぼ支出が無い(0ではないが年間30万円前後しか使わない)ため、得られたポイントがほぼ年会費に消えてしまいます。

一方、楽天プレミアムは年会費1万ちょいで、楽天で40万円ぐらい買い物すれば元がとれるようです。つまり、買い物を基本すべて楽天にすれば、トータルの利回りは楽天の方が有利になりそうです。

という訳で、表面利回りが良さそうなSBIではなく、ちゃんと元が取れそうな楽天をチョイスしました。

楽天といえば、本家がモバイル事業の失敗により(財務的な意味で)カツカツなのがネックではありますが。ただ、モバイル事業を損切りするなり建て直すなりすれば上昇余地がある(今が底なのでお買い得?)かなということで、業績絶好調の三井住友ではなく、敢えて瀕死の楽天をドローしてターンエンド。

2023年5月30日火曜日

ダイエット開始

こちらの記事で、「私は身長173cm、体重65kg」と書いてましたが、先週の健康診断で測定した結果は身長173.9cm、体重70.4kgでした。

ちなみに昨年の測定結果は身長174.0cm、体重64.4kg。(174届いていたのか...見落としてました)

+6kgも太ってましたw

BMIは昨年が21.27で今年は23.28。

BMI 25.0以上から「肥満」になるので、まだ一応肥満ではないのですが、増え方が結構激しいので流石にダイエットをした方が良いかもしれないと思っているところです。

ダイエットといえばまずは運動というイメージですが、運動は主にウォーキング(散歩)とサイクリングで、過去1年間の総走行距離は3200kmぐらい。

去年までは2000kmぐらいだったのでだいたい前年比+1000kmぐらい増えてます。

2022.08の移住以前は運動は週末にまとめて(1回のサイクリングで50kmぐらい走って)実施してましたが、移住後は昼休みにだいたい12km(30分ぐらい)ぐらい、休日に20km(1時間弱)ぐらいの短いサイクリングをしています。

参考までにサイクリングでの消費カロリーは12kmでだいたい300kcal、20kmでだいたい500kcal、50kmでだいたい1200kcal(※走行速度、天候、風向き、温度、湿度、服装などに左右されるので一定ではないですが)

運動はまとめてドカッとするより、小刻みに刻んだ方が良いらしいので、前年比ではむしろ改善傾向があるように思われます。

現状の懸念点は雨天時にほぼ運動しないことですね。

3本ローラーは持ってないですが、エルゴメーター(フィットネスジムとかにあるサイクリングマシン)があるので、雨天時はそれを使って毎日最低250kcal程度の運動をしてみるようにします。

ただ、それがなくても同年代の平均的な運動量よりはかなり多い方だと思う(運動不足が太った原因ではないと思われる)ので食事制限も必要かもしれません。

移住以前の主食は基本的に白米→玄米、小麦→ライ麦にしていましたが、移住後は両親の食生活に合わせて白米と小麦をよく食べるようになったのがマズイのではないかなと。

なお、玄米とライ麦にしていたのは野菜を食べる習慣があまりなかったので、食物繊維不足を解消することが目的でした。100gあたりの食物繊維量は白米0.5g→玄米3g、小麦2.7g→ライ麦6gです。ついでにタンパク質含有量も若干程度ですが白米、玄米、小麦と比較すると多いので一時期ライ麦を主食にしてました。ライ麦はサワー種の酸味や臭いが慣れない人にはキツイかもしれませんが、慣れれば普通に美味しく食べられます。ただし、日本だとほぼ食用栽培はされていないため海外から輸入していたのでお値段は高めです。(冷凍庫にぶち込めば半年ぐらい余裕なので大量輸入して冷凍保存して食べる時はレンチン)

ちなみにスペックガチ勢にはライ麦よりも燕麦(エンバク・オーツ麦)がオススメです。食物繊維9g、タンパク質14gなのでライ麦よりも高性能で、主に家畜の餌なのですが、オートミールという食品もあります。

とりあえず、白米を食べる量を意識的に絞って2〜3ヶ月程度様子を見ることにします。

小麦はパン食の頻度が少ないので特に気にせずで。

体重は毎朝起床後(定刻)に測定してスプレに記録します。

消費カロリーはiPhoneのヘルスケアで日々の情報が記録されているので後日まとめて入力するつもり。(体重の増減と消費カロリー量の相関関係を見るために並べて記録しておく)

さて、人生初ダイエットはどんな感じになるかな。

ダイエットはやったことが無いので勘ですが、定量目標設定と逐次記録を行えばだいたい失敗することはないと思います。逐次記録を行うことで必要に応じて(一定期間で効果がないetc)目標や戦略を修正する感じですね。サービス運営と同じです。

2023年5月16日火曜日

新車購入(中古)

長らくKHSの折りたたみ自転車(F-20T)を使っていて、「自力修理できないレベルの故障をするまで乗り続けよう」という気概で乗り続けてましたが、ついに新しい自転車(中古)をメルカリで買ってみました。

なお、F-20Tについてはまだ普通に乗れるので処分せず、引き続き買い物や両親との共用車としてキープ予定です。

新しく購入した車種は GIOS AIRONE(アイローネ)というロードバイクです。

お値段は63,000円(送料別¥6,830)と、仮に最新のAIRONEだったら格安ですが、コンポはTiagraで変速仕様は「2x9s」となっています。(※フロント2速xリア9速の18速で変速できるということ)

2011年以降のTiagraはリア10速なので、9速ということは2010年以前のモデルのAIRONEということになると思われます。なので、少なくとも13年以上前の中々の年代物だと思われます。まぁ、クロモリなので古くてもサビにやられてない限りは問題無く、20年ぐらい前のモデルでも全然余裕で乗れるので、このAIRONEは写真を見る限りでは問題無さそうかなと判断しました。(クロモリはサビさえ気をつければ100年はイケる...という説もありますが、実際に100年前のロードバイクを見たことがないので定かではないです)

リア9速のTiagraを装備したAIRONEのモデルを調べてみました。まず、AIRONEの初出は2008年モデルで、2008〜2010年モデルのコンポーネントはSORAだったらしいところまでは分かりました。2012年モデルのAIRONEはモデルチェンジで「10x2sのTiagraを搭載」という情報もありました。コチラのサイトに2011年モデルのメインコンポはスペック表に「Tiagra」と書かれているのですが、説明文のところには「価格を抑えるためコンポにはSORAを採用」となっていて混乱してます...この説明文が誤植(スペック的に大差が無いから2010年以前のモデルからコピペ)で、正しくはスペック表通り「Tiagra」だとすると AIRONE の 9x2s Tiagraを採用しているのは2011年モデル かもしれません。AIRONEは廉価エントリーモデルのロードバイクという路線の商品なので、2010年以前は価格を抑えるためにSORAを搭載していたものの、2011年のTiagraのモデルチェンジで旧式が安く調達できたのでTiagra(9x2s)に変えてみたら、思っていたよりも売れたので2012年以降は最新のTiagra(10x2s)にモデルチェンジしたのではないかと想像できます。ちなみに、私としては一番古い2008〜2010年モデル(SORA)でも全然問題無いのですが。10速Tiagraのリアホイールは10速スプロケット専用のものが多いらしく、9速ならスペーサーを入れているから11速スプロケットまで互換性があるらしいという情報を見かけたので、105(リア11速)へのアップデートを想定するなら、敢えて10x2sより9x2sのTiagra or SORAの方が都合が良いかもという打算もあります。(年式ぐらいはちゃんとコメントして聞きましょう^^;)

ちなみに、アルミフレームの寿命はだいたい5〜10年ぐらいと言われている(※どれぐらい乗ったかによる)ので、中古で買う時はアルミフレームなら写真判断のみでの購入はNGで、少なくとも年式と総走行距離のチェックは必須です。カーボンについては(高すぎて)検討すらしたことが無いですが、アルミよりもデリケートらしいです。(なので、アルミ or カーボンの自転車なら中古は避けて新品で買った方が良いかも?)

なお、メルカリの商品説明に「カーボンフォーク」とありますが、これは前輪のホイールをくっつける部分のフレームのことで、バラ売りもされているので比較的簡単に交換できるようです。

また、自転車整備士による整備・点検済みであることと防犯登録付きという点が大きかったです。やはり、誰とも知れぬ人の素人整備だと不安があるし、購入店以外での防犯登録は断られることもままあり面倒くさいので。

※ちなみに、自転車整備士(自転車技士または自転車安全整備士)は受験要件として最低2年以上の実務経験が必要な民間資格らしい(参考

以前の記事で「次買うならミニベロロード」と言っていた気もしますが、細かいことは気にせず。メルカリでフレームサイズがピッタリ、クロモリ、リムブレーキ(ディスクブレーキは自力メンテが出来ないし輪行も大変になるのでNG)、発送対応あり、お値段も妥当・・・などの条件で絞ると中々良いものが出てこなかったので、「もう普通のロードバイクで良いかな」と妥協していたところにフレームサイズがジャストフィット(520mm)のクロモリロードが出ていたので飛びついてしまいました。

コンポも「105が良い」と言っていた気もしますが、この点は段階的に105化していこうと思っています。(商品写真によると既にレバーカバーが若干割れているので、アップデートするならまずはそこからかな...実用上は割れてても全然問題無い部分とのことですが)

フレームは頑丈だけど重いクロモリに拘っていたので、重量は全く気にせず購入しましたが、メーカーサイト情報によると9.8kg(ペダルなし)と超絶軽い。(古いモデルでも重さは概ね同じらしい)

なお、9.8kgはロードバイクとしては重い部類のようです(参考)。

ただ、今まで(F-20T)が重すぎたので、体感的には大分軽くなった印象です。(F-20Tは多分12kgぐらい ※こちらもメーカーサイトにはもうラインナップが無いので正確な重量は不明)

なお、体重が重い人だと車体重量がある程度あった方が安定するようです。私は身長173cmで体重が65kgぐらいなのであまり関係無いかもしれませんが。

参考までに芸能人で同じ身長・体重の人を探してみたところ、お笑い芸人のオリエンタルラジオの中田敦彦さんという方と丁度同じサイズでついでに年齢もほぼ同じでした。他にも身長173cmの芸能人は結構沢山居るようです。もしかすると身長が縮んでそろそろ172cmぐらいになっているかもしれないので、今後身長を聞かれたら172cmと答えておこう...

タイヤサイズは20インチから26.5インチ(700x25c)とデカくなるので、F-20Tと同じケイデンス&同じギア比で回すと1.325倍早く走れる筈。

ギア数はフロントが50/34T、リアが12-28Tとのことなので最大ギア比(50÷12)は4.167。一方、従来のF-20Tはクランクを56Tにアップデートしているので、最大ギア比(56÷11)は5.09だから、ギア比は若干落ちます。

ただし、ギア比がダウンした比率よりもタイヤがデカくなった比率の方が大きいので、トップスピードは若干速くなるのかな?少なくとも、巡航速度はタイヤの大きさの影響が大きいので、長距離走った時の平均速度は劇的に速くなるかもしれません。(トップ・ギア比よりも一定のケイデンスで回し続けることの方が重要なので、ギア調整を細かく管理した方が長距離走る時のタイムはよくなる筈)

かなりの前傾姿勢で乗る形になるので空気抵抗はかなり落ちそう。(静岡中部の西風は鬼のように強い)

フロントギアを34Tにできれば山道もかなり楽になりそうです。(静岡は山が多い)

とりあえず、ウキウキしながら商品の到着を待ちたいと思います。

【追記】無事納車

上図の写真はまだ調整前の仮組みなのでハンドルがズレてる & 後輪がずっぽしハマっていない & ブレーキがオープン状態などのツッコミどころ満載状態です。(ロードバイクを触るのは初見なので仕事終わりにYouTubeで整備系の動画を見て勉強してから調整済み)

今日は時間があまり無かったので組み立て後に主にブレーキとシフトチェンジに不具合が無いかといった軽めのチェックだけしました。早速明日の昼休みに軽く10kmぐらい試走しようと思ったのですが明日は雨か...(流石に雨天時は乗りません)

コンポとギア数を数えて確認しましたが、やはり2x9sのTiagraなので恐らく2011年モデルのAIRONEだと思われます。

AIRONE 2011年モデルの新車価格はコチラによると¥120,750とのことで、今回の購入価格(※送料を除く)は63,000だから約48%OFFですね。2011年はUSD/JPYの為替レート75円という歴史的円高水準で、昨年末は150円という歴史的円安水準だったことや、鉄鉱石(クロモリロードやギア等の主要原料と思われる)の先物価格も2011年はかなり高かったことなど、トータルの相場観を勘案すると63,000円はお買い得価格なのではないかなと。

2008〜2010年モデルのコンポアップグレードという可能性も無くは無いですが、SORAからアップグレードするなら2x9s Tiagraはやや微妙な感がある(わざわざアップグレードするなら普通105にすると思われる)ので、やはり2011年モデルの可能性が高いかなと。(車体番号から製造年が特定できるかな?と思ったのですができなそうな感じでした。GIOSに問い合わせれば分かるかもしれませんが、どうしても知りたい訳でもないのでまぁ良いかなと)

余談ですが、自転車の製造年はパッと見で特定できる情報がほぼ有りません。

AIRONEは比較的新しいモデル(2008年〜)なのでまだ調査範囲が狭いから調べやすいですが、BianchiのSpecialissima(1973年〜)とかだったら大変だったかもしれません。私がSpecialissimaを買うことは100%無いですが。(理由は「Bianchi Specialissima 値段」でググれば多分分かるかと)

耐用年数が長いクロモリなら良いですが、アルミやカーボンだと耐用年数が5〜10年程度と短く「どの程度使ったか」という情報の裏付けは難しい(冶金スキルが必要になるので自転車整備士でも多分無理だと思われる)ので、「中古で安くロードバイクが欲しい」ということであれば、アルミやカーボンは避けてクロモリにしたほうが良いと思われます。

【追記】無事試乗

普段昼休みに走っている河川敷のショートコース(12km)を走ってみました。

左: AIRONE, 右: F-20T

ロードバイクに乗るのは初めてで、「初めてだと乗るのは少し大変かも」と噂で聞いていたのでビビリまくりながら乗りましたが、思っていたよりは簡単でした。

普通の自転車より若干前傾姿勢が強めの状態でキープする必要があるのですが、元々F-20Tをサドルをかなり高めにして前傾姿勢で乗っていたからロードっぽい乗り方に既に慣れていたのかもしれません。

平均速度は18.6km/h→20.7km/h(11.3%up)、トップスピードは 34.3km/h→38.7km/h(12.8%up)とあまり劇的な変化はしてませんが、初回ということもありスピードをだいぶ抑えて走ってこの結果なので、やはり大分速いなと実感したところです。

普段25km/h前後で走るペースで回すと軽く30km/hを超えたので、限界まで回すと果たしてどれぐらいの速さで走れるのか気になります。

F-20Tより少ないスタミナ消費量で走れそうなので、ショートコースではなくロングコースの方がより顕著に差が出てきそうです。

ロングコースというほど長いコースではないですが、東京在住時にF-20Tでよく走った50kmぐらいのお気に入りのコース(下図)を走ると果たしてどんな感じになるのか気になるところ。

東京在住時のお気に入りコース
(自宅→荒川→南砂町→若洲海浜公園)

ちなみに上図コースだと南砂町のマクドナルドが補給地点になります。

南砂町のマクドナルドには機械式の駐輪場(1時間以内に出れば無料)があるので、キックスタンドが無いロードバイクでも駐輪可能です。

静岡でもロングコースを開拓したいところですが、ちゃんと駐輪場がある補給地点を探すのが中々大変です。東京23区内ならマクドナルドの位置を把握しておけば(だいたい機械式駐輪場があるので)ほぼ問題が無いから楽なのですが。

【追記】試乗2日目

昨日の試乗結果でサドルポジションが少し低かったので調整して試乗したところ、平均速度が+1km速くなりました。

平均速度は上がったけど昨日よりも疲れなかったので、サドルポジションは重要。

人の気配が無かったエリアで試しに下ハンドルを握って少し本気で回してみたら軽々40km/hオーバーしました。まだトップ・ギアに入れてないし立ち漕ぎ(ダンシング)もしてないのですが、これで40km/h超えるのか...

F-20Tだと40km/hオーバーは中々出せないスピードです。(一応、F-20Tで過去最速64km/hぐらい出したことがありますが)

流石に40km/hオーバーで巡航する(ex: 15分以上40km/hを割らずに走り続ける)のは、もやしっ子の私には体力的に若干キツそうですが、30km/hぐらいでの巡航なら楽そうな感触なのでスクーターの人と一緒にツーリングならできそうかも。(FS-20Tだと30km/h以上での巡航は追い風じゃないと無理なのでスクーターとのツーリングはキツイ)

【追記】

40km道路を40kmジャストぐらいで走っていたら車に抜かれました。

車の人は自転車を見たら抜かないと気が済まないのかもしれないですが、少なくとも60km/hぐらいで抜かれたのでちょっと危ないですね。

法定速度はちゃんと守りましょう。

ちなみに、速度標識のある道路の場合、自転車も法定速度を守る必要があります。

速度標識のない道路の場合、自動車は60km/h、電動自転車は30km/hの制限がありますが、人力自転車は法定速度が無いので時速100km/hで走っても一応合法(※2023.06時点)らしいのですが、60km/hをなるべく超えないようにしています...F-20Tで一度超えましまいましたが。(速度標識の無い道路だったので一応合法なはず)

合理的ではないものを作りたい

ここ最近、実機版の東方VGSの開発が忙しくて、東方VGSの曲追加が滞っています。 東方VGS(実機版)のデザインを作りながら検討中。基本レトロUIベースですがシークバーはモダンに倣おうかな…とか pic.twitter.com/YOYprlDsYD — SUZUKI PLAN (...