2022年5月27日金曜日

夜空のユーフォーロマンス

東方VGSで「東方星蓮船」よりEXステージのテーマ「夜空のユーフォーロマンス」を配信しました。(Pull Request

原曲はコチラ(Apple Music)

VGSでどうやって笑い声を再現しようか悩まされました。結果的に猿の鳴き声のようになった気がします。もしかするとジャングルっぽいウホウホした感じの曲もイケるかもしれません。今の所予定はないです...けもフレVGSまでお待ち下さい(大嘘)

2012年頃からスマホアプリ開発を始めた関係でメインPCがそれ以来ずっとMacなので、原作は神霊廟までしかプレイしたことが無く、輝針城以降はまだノーチェックです。(なので、輝針城以降にウホウホしている感じの曲があったらスミマセン)

神霊廟が終わる前までにはWindowsの環境も整えて一通り事前に最低でもEXクリアとHardノーコン(努力目標でLunaticノーコン)ぐらいまではチェックする予定です。曲だけならAppleMusicで全部聴けますが、やはりゲーム音楽なのでゲームもセットで聴かないと意図が汲みきれないので。(旧作は正規ルートでは金額的に入手不可能ですがえm)

曲自体はかなりシンプルな構成の曲でした。

複雑な転調やスケールも殆ど無いのでかなり採譜や耳コピがしやすく、リアル楽器でも結構演奏しやすい部類の曲かもしれません。

【曲の全体構成】

  • 構成: 3-4 A→B→A'→C(→Aへループ)
    • A: 2〜25小節(〜00:37)
    • B: 〜41小節(〜01:00)
    • A': 〜73小節(〜01:48)
    • C: 〜121小節(〜02:59)
  • テンポ: 162
  • 主調: ト短調
  • 転調:
    • A, B: ト短調
    • B: ト短調→ヘ短調(-2)→ト短調(+2)→ヘ短調(-2)→ト短調(+2)
    • A'→C: 変ロ短調(+3)
    • C: 変ロ短調→嬰ヘ短調(-4)→変ロ短調(+4)→嬰ヘ短調(-4)...(※4小節毎に変ロ短調と嬰ヘ短調)
    • ループ後のA: ト短調(+1)


2022年5月23日月曜日

感情の摩天楼 〜 Cosmic Mind

東方VGSで「東方星蓮船」より聖白蓮のテーマ「感情の摩天楼 〜 Cosmic Mind」を配信しました。(Pull Request

原曲はコチラ(Apple Music)

とても人気が高い曲です。

とても人気が高い曲なので今まで色々なアレンジを聴きましたが、東方電気笛のアレンジが一番好きです。何故笛を吹くとスクール水着になるのかは未だに不明ですが今も年1ペースで動画をアップされています。2008年頃から続いているので14周年か...スゴイなぁ。ちなみに東方電気笛はこんな感じで作っているらしいです。私は絵は全然描けないので音楽パート以外の解説はまるで宇宙語の講義のようですw(何だかよく分からないけど物凄く大変だということは分かります)

以下、楽曲の解説です。

【全体構成】

  • 4-8: A→B→A'→B'→C→D→D'→B''→(Bへループ)
  • 拍子: 基本的に4/4(※1小節だけ3/4の変則箇所があり〼)
  • テンポ: だいたい149〜163ぐらい
  • 長さ: 149小節(3分46秒ぐらい)
  • 主調: ト短調(G-Moll)
  • 転調: +3→+6→+3 の転調をしてト短調に回帰
    • A→B→A': ト短調(G-Moll)
    • A'→B'→C: 短3度上(+3)転調 = 変ロ短調(B-Moll)
    • C→D: 増4度(+6)転調 = ホ短調(E-Moll)
    • D→D'→B'': 短3度上(+3)転調 = ト短調(G-Moll)

【楽譜】

今まで楽譜のキャプチャを貼ってましたが、今回からYouTubeの方で音に合わせて楽譜をプレビューしてみる感じにしてみました。

YouTubeでの収益化は特に目指していませんが、もうちょっと再生数が回った方が良いので色々と試行錯誤してみます。

今のタイミングなら曲解説するゆっくり茶番劇とかやれば数は稼げるかもしれませんが。

2022年5月17日火曜日

投資のはなし

投資については素人ですが、2005年頃からやっていて歴が結構長く、最近の投資関連の話題について少し思う所があるので文章を書いてみます。

ここ最近、これまで米国の好景気を牽引してきたGAMA(Google, Apple, Microsoft, Amazon)に代表されるテック系銘柄の株価が軟調に見えます。GAFA?(Fは最初から虚業だと思っていたので除外)

「ITバブル崩壊の再来」みたいな記事がチラホラ目につきます。

昨年まで好調だったテック系銘柄のコア技術はインターネットで、1995年のWindows95から一般的に使われるようになったブラウザをキッカケとして広く普及したものの、2000年のITバブル(ドットコムバブル)の崩壊で一時落ち込みました。落ち込んだといってもその後すぐ(2003年頃)に持ち直していたので「過剰投資な状態が是正された」という見方も出来ます。

一旦ハジけたITバブルですが、2007年に登場したiPhoneにより市場環境が大きく変化しました。

スマートフォンの世界での出荷台数の推移:
  • 2007年 1.2億台
  • 2011年 4.7億台
  • 2015年 14.2億台(この時点で普及率でスマホがガラケーを超えた@日本)
  • 2019年 15.4億台(前年の15.6億台から初めて減少 = 普及が頭打ち)
2020年時点の人口あたりのスマートフォン普及率は、日本は老人が多いので64%と低いですが、欧米やアジアの大半の国で7割を超えていて、アフリカでも5〜6割と過半数を超えています(参考)。現在、スマートフォンが世界的に見てもコモディティ製品になったと見ることができます。

一方、パソコンの世界での出荷台数は、最初にピークアウトした2000年が1億台ぐらい(参考)、その後IT産業の隆盛とともに出荷台数が増えましたが、それでも2020年時点でも3億台ぐらいで、私がスマホに興味を持ち始めた頃(※2011年末ごろから興味を持ち始めて2012年2月頃からアプリを作り始めました)のスマホ出荷台数よりも全然少ないです。

2000年のITバブル崩壊のキッカケとなった事象はインテルの業績下方修正でしたが、それは単なるトリガーに過ぎなくて、結局のところインターネットを扱うデバイス(当時はPC)がコモディティ製品となるには複雑過ぎた(から普及しても市場が小さかった)ために起こったものと考えられます。そして、スマートフォンの登場(2007年)でそれが解消され、最近(2018年)になってようやく「ITデバイス」がコモディティ製品になりました。

総務省が出している2004年(平成16年)の情報通信白書で「ユビキタスネットワーク社会の実現に向けて云々」といったことが書かれていますが、誰もが指でスマートフォンをシュッシュッとスワイプする「ユビキタス社会」が14年越しに来たとも言えます。(当時の総務省の見立ては結構核心を突いていたと思います)
引用: ユビキタスネットワーク社会とは、「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」ネットワークにつながることにより、様々なサービスが提供され、人々の生活をより豊かにする社会である。
世界の過半数の人がスマホ(自分専用の情報端末)を持っているので、その前提を活かしたサービスが新たなマーケットを緩やかに創生していくと思われましたが、2020年のウイルス騒動などが起因して先食い出来る範囲での需要の先食いが発生しました。

需要の先食いが発生することで普及や進化の速度が早まる一方、ピークアウトが早まることに加え、特に先進国では行政(法)の整備が追いつかなくなるといったデメリットがあるものと思われます。

空白の30年間に何故米国はこんなに儲かっていたのかが、何となく理解できたかと思います。

最近「米国インデックス(S&P500やVTI)だけ買っておけば大丈夫!」みたいな投資勧誘をよく聞き、確かに1990年代〜2021年までの約30年間はそれで良かったのですが、次の10年、20年、30年を見据えた時、果たして同じような投資スタイルで上手くいくかは眉唾ものです。もちろん、上手くいく可能性もゼロではありません。しかし、これまでの30年間の米国の躍進はITバブルの延長線上にあったものなので、今後は2000年代から相対的に衰退を続けている自動車産業のようにIT産業も衰退していく可能性もゼロではありません。

ウィルス騒動による供給網の停滞、各種財政出動によるプライマリバランス悪化、急激な行動規制緩和による需要増加などで世界中でインフレが起きているところに、拍車をかけるように一次資源の供給が滞る各種世界情勢悪化(ウクライナ戦争や中国のロックダウン ※ウクライナは農業大国、ロシアは資源大国、中国はその両方)などが相まってファンダメンタルズが最悪な状態のところに、需要先食いの影響で前年比から微妙な決算のテック系銘柄(決して悪くは無いが良くもない)。ITバブルの時のインテルショックとは比べ物にならないレベルのトレンド変化が起こっても何ら不思議ではない状態のような気がします。

数日前にAppleが時価総額でサウディアラムコに抜かれたのも、ある意味象徴的な出来事かもしれません。

投資ポートフォリオは分散させた方がリスク回避できる可能性が高いので、米国株式インデックス一点張りというのはそれなりにリスクがあります。(その割に低リターン)

とか言いつつ米国経済の伸びしろがゼロだとも思っていないので、私も米国株式インデックスにも投資していますが、一点張りはせず、新興国株式インデックス、コモディティ・インデックス、株式指数ETF、国債ETF、日本の個別株、現金などに分散させています。国債やコモディティ商品はIG証券など取引できる証券会社が限られますが、そういうのは基本ETFで取引しておけば良いと思います。長期投資(10年以上の鬼ホールド)は各種インデックス系を中心とした投資信託、中期投資(2〜3年程度でのexit想定)はETFや個別株、良きタイミングで買い増しできるように必ず現金もプールしてます。CFD、FX、信用取引等のハイ・レバレッジ運用はしてなくて、レバレッジ1倍(現物)縛りにしてます。リーマンショックで少し痛い目を見たので。ただし、ハイレバを全くやっていない訳ではなくゲーム感覚でFX/CFDを遊ぶことならあります。お金を賭けて遊ぶことで多少金融リテラシーも上がるのでソシャゲ等に時間を浪費するよりは有意義かも?

具体的にどういう銘柄や投資信託を買っているかといった事は書きませんが、「どういう銘柄に投資しないか」についてだけ書いてみます。

まず、仮想通貨とメタバース関連(NFTを含む)の個別銘柄については意図的にポートフォリオから除外してます。これらは国家主権のひとつである通貨発行権を脅かす可能性があるため、法が正常に機能している法治国家では普及する可能性は低いと見ています。仮に普及するとすれば、先に法整備が緩い新興国で普及した結果、その新興国が先進国化する場合だと思っていて、その時は新興国株式のインデックスで小さく儲かれば良い程度の期待値で見てます。

また、VR投資が加熱していた2016年頃にはVR関連銘柄への投資も避けていました。これはシンプルにVRが当たるモノだったらバーチャルボーイはもっと普及していた筈という謎の理屈です。「FBが生理的に受け付けないからFBが手を出す分野には基本手を出さない」というもっと謎の理屈もあります。VRもメタバースもまだ未来はあるかもしれませんが、それらが結果的に当たっても後悔することがなく、大ゴケしても(インデックス経由で若干ダメージはありますが)ほぼノーダメージです。要するに「流行っているからといって好きになれない分野や企業には投資をしない」という事です。

次に、電気自動車はコモディティレベルでは普及しないと思っています。これはコア原材料の電池がボトルネックになって普及数が伸び悩むと予測してます。カーボンニュートラル?走行時は確かにクリーンかもしれませんが、その動力である電気は火力発電で作っているし、充電には時間が掛かるし、スマホと同様電池がヘタれば交換する必要もあり、更に製造工程でも大量の二酸化炭素が出ます。リチウムイオンの資源量も限られています。なので、普及するとすればシェアリングエコノミーという形だろうから、そうなると出荷台数はそんなに伸びません。というか、日本には既に電車網が結構整っていて、電車がある意味最強のEV&シェアリングエコノミーだと思っています。電気自動車だと蓄電が必須で、蓄電すればエネルギー効率が落ちるのに対し、送電線でダイレクトに電源供給できる電車の方がエネルギー効率が良い筈ですし、個人で電車と線路を持っている人は多分居ないので強制的なシェアリングエコノミーになっているので、多分EVよりも遥かにエコです。というか、本気でカーボンニュートラルを目指すならみんな自転車に乗ろうぜ!と言いたいです。EUのように輪行袋ナシで電車に自転車を乗車可能にして欲しいです。あとはガソリン、車に限らず畜産物などのCo2排出量が多い商品に対してタバコのような「悪者税」をガンガン掛ければ、EVなんかより遥かにクリーンでエコな未来になるような気がしないでもないです。運動不足も解消できて結果的に健康保険のコストも下がる副産物もあるかもしれませんし、健康的な(=働ける)老人が増えればGDPも上がるかもしれません。

かなり暴論混じりだし的外れかもしれませんが、こんな感じのことを考えながらポートフォリオを組んでいます。

2022年5月15日日曜日

法界の火

東方VGSで「東方星蓮船」より6面のテーマ「法界の火」を配信しました。(Pull Request

原曲はコチラ(Apple Music)

【元ネタ確認】

法界(ほっかい)はサンスクリット語ではधर्मधातु(Dharmadhātu)と書きます。

ちなみに、法界は中国語(人名)です。

唐朝の官吏だった車奉朝が、天竺(インド)に国使として派遣された役人に随行したのですが、ガンダーラで病にかかり現地に留まって出家、そして法界(ダルマダーツ)と名乗り、その後(40年後)故郷に戻ってからは悟空と名乗るようになったようです。西遊記の元ネタですね。(参考

日本ではダルマ、西遊記、悟空といったキーワードは有名ですが元ネタは知りませんでした。ついでに、ダルマダーツのWikipediaを見てみると、英語や中国語の情報はありますが、何故か日本語訳がありません。不思議だな〜(2022.05.15現在)

https://en.wikipedia.org/wiki/Dharmadhatu

原作者様コメント

6面のテーマです。

無駄に緊張感のある曲です。
短いステージで難易度も高くない処が、逆に緊張する。

心音って焦るよね。

ちなみに、星蓮船の6面序盤で敵弾に発射音が無いのは意図的な演出で、敵弾の発射タイミングが心音と同期しているらしいです。(参考

以下、楽曲解説です。

【全体構成】

  • テンポ 87.5(VGS版は87)
  • 2-6構成
  • 主調: ホ短調(E-Moll)
【Part1】(1〜4)

  • 心音だけが2分音符の間隔で規則的に鳴ります
  • 心音は以下ずっと同じ間隔で鳴り続けます

【Part2】

【Part3】

【Part4】(ココからメインテーマ)

【Part5】

前パートまでピアノで演奏していたアルペジオメロディーがリード系楽器に変わり、それが後半から第二主題に変化します。

【Part6】(Coda)

同主調転調(-3)をして嬰ハ短調で第二主題を演奏してフィニッシュです。(Part1へ残響音を残しながらループ)


2022年5月13日金曜日

虎柄の毘沙門天

 東方VGSで「東方星蓮船」より寅丸星のテーマ「虎柄の毘沙門天」を配信しました。(Pull Request

原曲はコチラ(Apple Music)

【元ネタ確認】

毘沙門天(वैश्रवण)は、紀元前1000年〜紀元前500年頃に作られたインド神話のヴェーダ(वेद)に出てくる財物の神様から由来して、日本では七福神の一柱として知られており、神社やお寺でも祀られていたりします。毘沙門天は虎を使役していた為、境内には狛犬ではなく虎の像があるらしいです。(参考

なるほど、だから虎なのか。

寅丸は忙しい毘沙門天の代理とのことですが、毘沙門天から完全に信頼されている訳ではなく、部下のナズーリンにより監視されています。会社で例えると、中間管理職の配下に取締役から送り込まれた特命社員がいて、評価が経営陣にダイレクトに伝わるようなイメージでしょうか。(割とよくある話ですね)

毘沙門天は右手で持つ宝棒で邪気を祓い、左手で持つ宝塔で豊かさを授けるとされていますが、寅丸は現在宝塔を紛失中で、それをナズーリンだけに打ち明けて探させていたようです。あぁ...w

ちなみに、京都の三室戸寺にある毘沙門天像も宝棒しか持っていないスタイルなので、同じく紛失中なのでしょうか?今度京都旅行する機会があったら見に行こう。

毘沙門天は財物の神様なので、財テクネタを少し書いてみます。上述のように旅行先で元ネタを見に行く目的(聖地巡礼)を組み入れておき、実際に旅行した時に取材記録、日程表、領収証等を残しておけば、視察旅行として認められる範囲の旅費(一部)を経費として計上できるらしいです。私はやったことないですが^^;(参考

聖地巡礼を趣味にしているオタクは多いと思いますが、同人活動をしていて確定申告が必要な程度稼げているオタクにとっては有用なテクニックかもしれません。

【構成】

  • 構成: 3-6
    • A→A'→B→A''→C→A'''(→A'へループ)
    • メインテーマはAでB/Cは間奏のような形です。
    • B/Cは構成的にも良く似ているので当初CをB'にしようと思ったのですが、結構内容が違っていたのでBから独立したCと判断しました。
  • 拍子: 4/4
  • テンポ: 141〜153(テンポは概ね4小節毎に変わります ※その限りではないです)
  • 主調: 嬰ト短調

【A】(1〜16)

このパートはイントロで最初に1回だけ演奏します。

1〜4 (tempo 141)

1小節目と3小節目のA(2の音)が♮になってますね。何だろう?あまりよく見ないスケールです。多分転調はしてません。

5〜8 (tempo 141)

8小節目の1〜2拍目に6の音(F#)と3の音(C#)が半音上がってます...そういうスケールがあるのかな?スケールは色々とありすぎて、既にあるものかZUNさんオリジナルかの判別が付きにくいですね。転調ではない...筈(自信なし)

9〜12 (tempo 142)

楽譜は1~4小節と同じですが、テンポが少し(+1)上がっています。

13〜16 (tempo 142, 146)

テンポ:

  • 13〜15 = 142
  • 16 = 146

【A'】(17〜32)

このパートのベースは全般的に少しアレンジしてます。(楽譜上は普通の音符になってしまってますがゴーストノート多めです)

17〜20(tempo 153, 148)

テンポ:

  • 17 = 153
  • 18〜20 = 148

21〜24(tempo 150)

25〜28(tempo 148)

29〜32(tempo 150)

メロディーの終止音(G#)は次のパートで鳴らします。

【B】(33〜56)

8小節毎、3フェーズに分かれています。

Phase 1: 33〜40(tempo 148, 150)

  • 前パートのメロディーのカデンツを演奏しながら、ピアノのみで伴奏のようなメロディーを演奏します。
  • ベース音は聴き取れなかったためルートだけ押さえて作曲しているので、かなり原曲と違うかもしれません。
  • テンポは前半4小節が148、後半4小節が150です。

Phase 2: 41〜48(tempo 148, 150)

  • ベースとピアノは Phase 1 と同じで、トランペットのメロディーが加わります。
  • テンポは前半4小節が148、後半4小節が150です。

Phase 3: 49〜56(tempo 148, 150)

  • 1小節毎に半音上下(+0, +1, +1, -1, -1, +1, +1, -1)の転調をしています
    • 49,53: 嬰ト短調
    • 50,54: イ短調
    • 51,55: 変ロ短調
    • 52,56: イ短調
  • テンポは前半4小節が148、後半4小節が150です。

【A''】(57〜88)

メインテーマを2回繰り返します。

57〜60(tempo 150)

調性は主調(嬰ト短調)のままです。

出だし4小節のメロディー高音部分だけ、他のAパートと異なるので注意しましょう。(B/Cの間奏パートからAに移る時だけこの形になっているようです)

61〜64(tempo 148)

65〜68(tempo 150)

69〜72(tempo 148)

73〜76(tempo 150)※2ループ目

先述のように通常のAパートのメロディーの形に戻っています。

77〜80(tempo 148)

※65〜68と同じなので省略

81〜84(tempo 150)

※69〜72と同じなので省略

85〜88(tempo 148)

【C】(89〜112)

Bと同様、3フェーズに分けられた間奏パートです。

Twitterでも書きましたがこの部分のベース音の再現にだいぶ苦戦しましたw

Phase 1: 89〜96(tempo 150, 148)

  • 89〜 tempo 150
  • 93〜 tempo 148

Phase 2: 97〜104(tempo 150, 148)

  • 97〜 tempo 150
  • 101〜 tempo 148

Phase 3: 105〜112(tempo 150, 148)

※楽器が少し違うことを除いて B パートの Phase 3 と同じなので省略します

【A'''】(113〜128)

アルペジオが鳴っていたり、テンポが違ったり、出だし4小節のメロディーが少し違いますが、その他はだいたいAと同じです。

113〜116(tempo 150)

117〜120(tempo 148)

121〜124(tempo 150)

125〜128(tempo 148)

(以下、A'にループ)


音が結構クリアに聴こえるし、繰り返しも多い曲なので楽勝だと思っていたのですが、割と大変でした。だからこの曲を耳コピしている人が少ないのかな。シンプルに128小節と長いのも苦労した一因かも。今まで東方の曲だけで何千小節と耳コピしてきた訳ですが、単曲で100小節越えると解析の集中力が割と途切れやすいです。

2022年5月6日金曜日

魔界地方都市エソテリア(東方VGS)

東方VGSで「東方星蓮船」より5面のテーマ「魔界地方都市エソテリア」を配信しました。(Pull Request

原曲はコチラ(Apple Music)

【元ネタ確認】

魔界の地方都市の名称のようです。

原作者様コメント

5面のテーマです。

変則的なリズムの曲ですが意外とノリノリです。魔界っぽい感じ。

プレイ中の効果音と共に聞くと、途中からの盛り上がりが激しいので、是非遊びながら聞いて貰いたいです。

曲名は、田舎的な感じと都会的な感じを併せ持ったところから。

esoteriaはギリシア語で和訳すると「中身」(esoは「内側の」)という意味です。

東京都多摩市にエソテリックというオーディオ機器メーカーがありますが、恐らく無関係かな?esotericは和訳すると「秘伝の免許皆伝」みたいな感じの意味のようです。

Google Mapで「エソテリア」で検索したところメキシコ方面で幾らかヒットして、その中のひとつの「Esoteria La Santisima」というショップが中々魔界感が漂っていて良い感じです。

また、ドイツのラーティンゲンにエソテリア・ベルマンという形而上学(哲学)関連の文房具屋さんがありました。とても興味深いです。ラーティンゲンはデュッセルドルフからチャリで行けるぐらいの距離にある地方都市です。(次回ドイツ方面へ行った時に行ってみよう)

熱海の秘宝館のようなイメージのショップでしょうか?

以下、楽曲の解説です。

【全体構成】

  • 構成: 1-5構成
    • 1つのモチーフを5パートで展開しながら演奏する構成です
    • A→B→A+→B'→A+'→A'
  • 拍子: 6/4, 5/4 が概ね交互に現れる変則拍子
  • テンポ: 基本188(一部183〜192の範囲で変化)
  • 主調: 変ホ短調(E♭-Moll)

【A】(1〜8 tempo 188 E♭-Moll

1~4:

5~8:

【B】(9〜25 tempo 188 E♭-Moll

9~12:

13~16:

15小節の途中から D♭ が D♮ になっているのは、スケール変化(和声的短音階)なので転調はしてません。

17~20:

9~12と同じ内容なので省略します

21~25:

24小節の4拍目から風切り音が入ります。

【A+】(26〜41 tempo 188 E♭-Moll)

Aと比べて最初から1オクターブ高くノリノリな感じに展開しています。

26〜29:

30〜33:

34〜37:

26~29と同じ内容なので省略します

38〜41:

最後の1拍で次パートへの繋ぎが入ることを除けば30~33と同じですね。

ここで短6度転調(+8)してロ短調(H-Moll)になっています。

【B'】(42~58 tempo 183 H-Moll)

ここでテンポを183に落とします。

42~45:

46~49:

50~53:

ここは、42~45とだいたい同じなのですが、原曲ではかすかに対旋律が鳴っているように聴こえますが、聴き取りにくかったので対旋律については例によって若干作曲しました。

54〜58:

Bと同様に風切り音が入りますが、入るタイミングが若干Bと異なります。

【A+'】(59~74 tempo 190~188 H-Moll)

A+の展開です。

A+との相違点としては次の3点があります:

  • 調性: 変ホ短調→ロ短調
  • フィニッシュ部分が若干異なる
  • テンポが一部(最初の4小節だけ)異なる

59~62 (tempo 190~183)

最後の1小節(62小節)のみテンポが183になっています。

63~66 (tempo 188)

67〜70 (tempo 188)

テンポ以外は59~62と同じ内容なので省略します

71〜74 (tempo 188)

63~66と同じ内容なので省略します

【A'/Coda】(75~ tempo 183~192 H-Moll→E♭-Moll)

75~78 (tempo 183~188)

75〜76小節はテンポ183、77〜78小節はテンポ188だと思いますが少し違っているかも。(75~78にかけてリニアに183から192に上がっているかも?)

79~82 (tempo 192~188)

79~80小節はテンポ192、81〜82小節はテンポ188・・・だと思います。(同じくリニアに下がっているかも?)

83~86 (tempo 188)

1オクターブ高い a tempo になった 75~78 です。

87~90

91~94

変ホ短調(主調)に戻ってA#(B♭)のフェルマータを鳴らしながらパートA(1~4)にループします。

合理的ではないものを作りたい

ここ最近、実機版の東方VGSの開発が忙しくて、東方VGSの曲追加が滞っています。 東方VGS(実機版)のデザインを作りながら検討中。基本レトロUIベースですがシークバーはモダンに倣おうかな…とか pic.twitter.com/YOYprlDsYD — SUZUKI PLAN (...