2023年2月18日土曜日

FCS80にSCCを搭載してみた

自作の仮想ゲーム機(FCS80)にSCCを搭載してみました。

https://github.com/suzukiplan/fcs80/pull/5

SCC というのは MSX のコナミ製ゲームROMに搭載された波形メモリ音源です。

↓こんな感じの音が鳴ります

実は当初、FCS80にFM音源を搭載する方向で検討していたのですが、波形メモリ音源の方がプログラムが簡単だったので波形メモリ音源にすることにしました。

正直なところFM音源はオーバースペックかなと。

音源エミュレータの実装が大変なだけでなく、完成後の音源ドライバやMMLコンパイラの開発も大変になってしまいます。

SCCのエミュレータ実装は驚くほど単純ですし、I/O仕様もかなりシンプル(波形を定義→周波数を指定→音量を指定...以上!)です。(ドライバ開発は下手するとPSGよりも簡単じゃないかなと)

何よりも、FCS80のVRAMマップのreserved領域に(スナッチャー以外の)KONAMI SCCのメモリマップアドレス($9800〜$98FF)が偶然すっぽり収まったのが大きい。

2023年2月14日火曜日

クランク交換

自転車の前輪部分のチェーンガード(?)がバキバキに割れてしまい、割とカジュアルにチェーン外れが起こるようになってしまいました。

旧クランク

チェーンが外れにくくする部品もあるようですが、ギア比を上げてみたかったのでクランクセットを全部交換してみました。

ニュークランク

あ...上図ですがチェーンガードの向きが逆ですね。(旧クランクも外側のガードだけ割れているので、チェーン外れは主に外側に向かって外れる力が大きいようです)

明日付け替えておこう。

ちなみに購入したクランクは以下の56tサイズ。(ギアが56本)

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01N4I7Q1I

旧クランクは48tなので+8tで攻めてみました。

前輪のギアは多ければ多いほど、後輪のギアは少なければ少ないほど(=ギア比を上げるほど)、1ケイデンスあたりの後輪の回転数が増えることになるのでスピードが速くなります。(参考

ただし、その分ペダルが重くなりますが。

後輪のギアは8段階でシフトでき、ここ最近は結構キツイ山道でも一番重いギアで回せるようになってきたので、もっと前輪のギア数を増やした方が良いかな?ということで調整してみました。

ちなみに、旧クランクでの過去最速は64km/時だったようです。(原付きの最高速度よりもちょっと速い程度)

もしも、同じ条件(追い風 & 平坦)で走れれば70km/時を超えられそう。(そういう条件で走れる場所 & 気候は稀ですが)

後輪ギアは一番重い設定だと11t なので、

  • 以前のギア比 = 48 ÷ 11 ≒ 4.364
  • 新しいギア比 = 56 ÷ 11 ≒ 5.091
  • ホイールが20インチなら1回転で進む距離 = ホイールサイズ×π ≒ 1.6m
ベダル1回転で進む距離は、
  • 旧クランク ≒ 4.364 × 1.6 = 6.9824m
  • 新クランク ≒ 5.091 × 1.6 = 8.1456m

つまり、

  • 60rpm: 時速 ≒ 29.3km/h(旧: 25.1km/h)
  • 90rpm: 時速 ≒ 44.0km(旧: 37.7km/h)
  • 120rpm: 時速 ≒ 58.6km(旧: 50.3km/h)
  • 150rpm: 時速 ≒ 73.3km(旧: 62.8km/h)

という感じです。(ケイデンス150rpmあたりが私の限界)

参考までに、私の限界ケイデンス(150rpm)でサイズ26インチ(1回転で約2m)のタイヤ & 同じギア比のロードバイクなら時速95km、ママチャリ(ギア比2.285)なら時速43km/hぐらいですね。

クランク交換には専用の工具(コッタレス抜き)が必要なので以下も購入。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00QIS1PHU

この他にも8mmの六角レンチとモンキーレンチも必要です。

六角レンチは100均だとだいたい6mmぐらいまでしか無いので、ホームセンターの工具コーナーで買う必要があります。

というより、クランク外しの作業には六角レンチにかなりの力を加える必要があるので、100均の安物の素材だと多分曲がってしまいます。そのため、ホームセンターでそれなりに丈夫そうなヤツを買った方が良いです。(8mmに絞れば300円〜500円ぐらいで買える筈)

「100均の六角レンチだと曲がるかも」というのは、大げさな話ではありません。

コッタレス抜きの外側のネジですが、それなりに筋肉質な私がテコの原理+全体重を掛けて全力で(もちろん足で)踏みつけて回してようやく回せるレベルの硬さです。

上記のコッタレス抜きは、外側のネジ山に六角レンチを差し込むことができるので、それを全力で踏みます。

最初、手(モンキーレンチ)で回そうとしたので、ピクリとも動きませんでした。(あまりにも力を入れすぎてしまい、コッタレス抜きの塗装が剥げてしまいましたが微動だにせず...)

今回は流石にギブアップかもと思いましたが、ギリギリ何とかなりました。

別にギブアップしても良かったのですが...

というのも、私は今使っている自転車を「自分で修理不可能な故障をしたら買い換える」という気概で使っているので、ギブアップしたら新車を買うことができます。

流石にそろそろ10,000kmに迫る勢いなので、新車が欲しい頃合いです。

今の所、KHSのF-20Tという折りたたみ自転車に乗ってますが、まず、折りたたみである必要が全く無くありません。(昔、銀座に住んでいた頃にマンションの駐輪場が有料だったから室内保管の為に折りたたみにして、2019年に引っ越した足立区のマンションは無料の駐輪場があり、2022年に引っ越した静岡は駐車場も駐輪場も無料です)

そうなると、折りたたみのメカニカル分の重量が完全に無駄です。

これだけで多分5kg以上の余計な重量が掛かってしまっている筈で、ギアの重さはギア比以外だと車体重量+エンジン(人体)重量で決まり、エンジン(人体)重量については踏み込みの強さに関係するので(車体の積載重量以内なら)重くても問題無いと思いますが、車体は軽ければ軽いほど良いです。(車体重量は15kgほどなので5kgは相当デカイ)

なので、次に買い換えるとしたら折りたたみできないタイプのミニベロロード(タイヤが20インチのロードバイク)です。

拘りはあまり無いのですが、

  • 普通のロードバイク(26")だとキックスタンドの取り付けができないものが多い(ミニベロロードもついていないのがデフォですが取付可能なものもある)※一応26"に取り付け可能なキックスタンドもあるらしいですが安定性等は不明
  • 普通のロードバイクだと歩道を走るのが憚れる(現在のミニベロでも基本、車道のみ走るようにしてますが、静岡の田舎の方だと自転車道が整備されていないところが多く、車社会だから車の交通量も多いので、車道を走るのが危険な所が多い...普通のロードだとそれでも車道を走らざるを得ないですが、ミニベロなら徐行すれば歩道をゆっくり走っても大丈夫な雰囲気が感じられる...道路交通法上は多分ダメですが)
  • フレームはクロモリ限定(細いチューブが良い)
  • ディスクブレーキNG(自力修理が難しいため)
  • ドロップハンドルが良いなぁ(なんとなく)
  • 山道が多いのでフロントのギアチェンジもできた方が良いなぁ
  • コンポは105が良い(SoraどころかClarisでも今と比べれば大分強く感じられるかもしれないが)

クロモリ+コンポ105(以上)のミニベロだと選択肢がかなり狭まりますね...

完成車の状態で105装備の車種は上記ぐらいしか見つかりませんでした。

なお、GIOSの公式カタログを見るとPantoには105のモデルは無くて通常はTiagra(R4700)のみとのこと。

KHSは若干オーバースペックかな...(30万円超えてるので予算的な意味でも)

SoraやClarisのお手頃価格(10万円ぐらい)の車種を買って、自分で105(R7000)にアップデートすることも(自力なら+7〜8万円ぐらいで)多分できるので、そうなると選択肢はもう少し広がりそうです。(FUJIのHelion Rとか...ただし11速のギアを付けるにはリアホイールも交換する必要があるので+1〜2万円ぐらい出費が増え、それなら最初から105装備している車種を買った方が安そう)

ただし、また今回も修理できてしまったので新車はお預けです。

合理的ではないものを作りたい

ここ最近、実機版の東方VGSの開発が忙しくて、東方VGSの曲追加が滞っています。 東方VGS(実機版)のデザインを作りながら検討中。基本レトロUIベースですがシークバーはモダンに倣おうかな…とか pic.twitter.com/YOYprlDsYD — SUZUKI PLAN (...