東方VGSの売上でCubase Proが買える程度の利益が出た(※より正確にいえば最低でもCubase Proぐらいのお値段の経費を積まないと確定申告が必要になってしまい面倒臭かった)ので、導入してみました。
お値段はLogic Pro Xからの乗り換え割引を適用して税込み41,800円。普通に買うと6万円以上するので概ねLogic Pro Xの価格(2万円)ぐらいがディスカウントされているようです。
耳コピ作業はDAWを使うと捗ります。
今の所、耳コピ作業にはLogicをメインで使っていますが、Cubaseが良い感じであれば移行しようかな...と思ったのですが、ピアノロールのUI(耳コピ作業ではこれが最重要)が耳コピ用途では微妙にLogicの方が使いやすいかもしれません。
Logicだとピッチを変えずにテンポを落として再生する機能(VariSpeed)が最小-50%なので、Cubaseのテンポを落とす機能(参考)を試してみたかったというのもあります。ただ、この機能もLogicの方がカジュアルにスピード変更できるのに対して、Cubaseだと若干手順が多いから、基本Logicで作業して「どうしても分からん」という時の解析用になるかもしれません。
ついでに、ループ再生のUIとかも耳コピ用途ならLogicの方が良いかなと。(この辺は多分慣れの問題なのでCubaseを使い続ければ逆にCubaseの方が使いやすいかも)
という訳で、耳コピツールとしては引き続きLogicを使う予定です。
もう1点、CubaseでDEXEDを試してみたかったという事情があります。(LogicではVSTが使えないので。ただし、DEXEDはauプラグインにも対応しているらしいので、実はLogicでもDEXEDが使えるかもしれませんが、VSTしか無いけど使ってみたいソフトシンセも他にあった...という大義名分でCubase購入を決心)
DEXEDはDX7(FM音源)エミュレータのVSTプラグインです。
https://github.com/asb2m10/dexed
6オペレータか...私が昔PC-9801で使っていた音源(YM-2203)は4オペレータで、4オペレータでも使い熟すのに結構苦労した記憶。(まだ中学生でしたし)
パラメタのいじり方については、コチラの記事のYouTubeがかなり分かりやすいです。
色々なパラメタがあって覚えるのが大変かもしれませんが「どこをイジればどうなるか」という基本を抑えておけばある程度狙った音作りができると思われます。
プリセットの音色だけでもかなり揃っているので、基本はプリセットの音色を使いつつ、細かいパラメタを調整してあげる感じが一番手っ取り早いと思います。
DEXEDのUIの左下にある「CART」でプリセットデータを読むことができます。
1つの.syx(sysex)ファイルに32個の音色データが入っていて、デフォルトで入っている.syxファイルにもかなりの音色データが入っているので、欲しい音に近い音が見つかると思います。
また、syxファイルは以下のサイトにも大量に置いてあるので、そちらから探してみるのも良いかもしれません。
Cubaseで使う時は、「インストゥルメント」のトラックでDEXEDを指定します。
インストゥルメント・トラック(DEXED)を作ったら、左タブから「インストゥルメント編集」を押せばDEXEDのUIが立ち上がり、そこで選択したトラック毎の音色パラメタを調整できるようです。
これで、(ドラム以外は)FM音源(DX7)で曲作りができそうです。
FM音源、PSG音源(SSG音源)っぽい感じのドラムをCubaseで良い感じに打ち込む方法については未調査です。私の場合、ドラムはMML化のタイミングで別途打ち込むので不要ということで。(東方DX7とかを作りたくなったら調べます)
追記: Logic Pro XでDEXEDを使う方法
ソフトウェア音源トラックを追加する時に、「音源:」のプルダウンをデフォルト(デフォルトのパッチ)から、
AU音源 → Digital Suburban → Dexed → ステレオ に変更すれば、Logicでも普通にDEXEDが使えます。
なお、右クリックで「新規ソフトウェア音源トラックを追加」だと現在選択中の音源の新規トラックが作られてしまうので、「+」ボタンでトラック追加する必要があります。
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