2016年ごろ「VR元年」とか言われていたことを突発的に思い出す。当時、VRは正直ピンと来なかったというか、何が面白いのか & 面白くなるのかを理解できなかったので、関連情報を一切見ていなかったのですが、Googleで「VR」のニュース検索して、今どんな感じなのかを見てみることにする。
Oculus Rift Sが399ドルで今春発売、外部センサーいらずの新型VRヘッドセット
https://jp.techcrunch.com/2019/03/21/2019-03-20-the-oculus-rift-s-is-indeed-real-and-arrives-in-spring-for-399/
VR機器を使う場合、外部センサーが必要だったのか...面倒臭いな。あれだけゴツい機器だから普通に加速度センサーなりを積んでいるものだとばかり思ってました。というか、スマホにくっつけるタイプの機器なら、スマホに加速度センサーがついているのでそもそも不要な気もしますが。ふと、(少し古いですが)電脳コイルのメガネぐらいの感覚で手軽に使える感じがベターなのでは?と思い、「電脳コイル VR」でググってみたところ、電脳コイルのメガネはARと呼ばれるものらしい。
ARというとポケモンGOでカメラを起動するとモンスターが合成表示されるアレか。
アレって何が面白いのだろうか。
ARとゲームの組み合わせにはイマイチ発展性が見えない。
ARが映えるとすると、ドラゴンボールのスカウター的な使い方だろうか。
つまり、どちらかというと実用面ではARの使い所がありそう。
Google、VRアニメのスタジオSpotlight Storiesを閉鎖
https://www.gizmodo.jp/2019/03/google-is-shuttering-its-gimmicky-immersive-video.html
ドライに見ると「モトローラを買ったらオマケでついてきて、ちょうどVR普及の兆しがあったのでキープしてみたけど、想定以上にマーケットが小さく、持て余して切り捨てた」という感じでしょうか。
VRで人気コミックヒロインとのハーレム体験!DMMで「終末のハーレム VR」第三弾配信開始!
https://vrinside.jp/news/post-156294/
VRで唯一発展性がありそうだと思ったのがアダルト分野なのですが、そっちの方はお盛んなようで。DMMでアダルトな動画を調べてみたところ、「VR対応」という文言をチラホラ見かけました。(内容はチェックしてませんが)
全然話題は変わりますが、アダルトといえばDMM、DMMといえばアダルトというぐらいアダルトでのブランディングに成功しているDMMが、アダルト分野はいつの間にか別の名称に変更していたらしい。DMMからアダルトを取ったら何が残るのか?むしろ、非アダルトブランドをDMMから変更して、DMMをアダルト専門ブランドにした方が健全に見えてしまう。アダルトマーケットは手堅く稼げる反面、そこに頼り切ってしまうとこういうことになる。
VRもアダルト専用装置みたいになってしまうとDMMと同じ末路を辿りそうなところですが、ニュース検索をしてみた限りでは上記記事ぐらいしか見つからなかったので、VRがアダルトに染まった状況ではないらしい。(VRで発展性がありそうだったアダルト分野でも苦戦している状況ともいえる。普通に動画なりビニル本なりを見れば事足りるのにわざわざ大仰な装置を買い揃えるとか、どれだけ性に貪欲なのか!?という感じの理性的なストッパーが働いているのかもしれない)
任天堂、手軽にVRゲーム体験ができる工作キットを発売
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1903/15/news038.html
そういえば、Switchが登場する以前にSwitchがVR対応云々みたいな情報がありましたね。これがそれなのか?・・・しかし、Laboか。
Laboだからこそ、3980円(一部セット) or 7980円(フルセット)というVRとしては破格の値段で売り出せる一方、「ダンボールで作ったオモチャにサンキュッパは無いわ〜」という微妙な消費者心理が重なる。
Laboがダンボールじゃなくてプラスチックだったら価格はそんなに大きく変わるのだろうか?量産前提ならダンボールであってもプラスチックであってもそんなに大差は無いような気がするのですが、違うのだろうか。
5種類も要らないからちゃんと遊べるやつ1本でLaboじゃない形でLabo並の値段で出した方が売れたのではなかろうか...(まだ発売前だから何とも言えませんが)
ANA、客室乗務員向け機内訓練にCGを用いたVRを本格導入
https://flyteam.jp/news/article/107747
コレに限ったことではないですが、法人用途(研修やら教育やら)の記事が割と多い印象。ゲーム用途としては3年経った現時点でもコア層から抜け出しきれてないので、出荷を増やすために法人販路を開拓中といった感じだろうか。上記の記事で書かれていた研修用途なら「本当にVRである必要があるのか?」とやや眉唾もの。どちらかというと企業側がPRを兼ねてお試し導入しているような感じに見られた。(そもそも上記記事にあるタイプの研修なら、VRじゃなくてAR向きな気がする)
(総括)
・VRは普及には至らなかった
・話題は継続している
つまり、まだ暗中模索段階かな。