最近、X68000(X68k)やMSXの次世代機(?)のクラファンが結構賑わっていて、先に出たX68kの方(X68000Z)は現時点(2023.01.16)で900%を超える出資者が集まっているようです。
MSXの方(MSX0 Stack)は、まだ始まったばかり(2023.01.15〜)ですが、既に50%近い出資者が集まっているようです。
https://camp-fire.jp/projects/view/648742
X68kの方はクラファン開始初日で100%突破したのと比べるとMSXの方はやや勢いが弱いように見えます。ただし、目標金額ベースではX68kが約3,000万円だったのに対してMSXが約6,000万円なので、金額という観点では初日はだいたい同じペースで推移しているようです。即日100%超えの方がインパクトが強くて記事本数が増えプロモーションになり、All or Nothing(目標未達ならやらない)ではなく All In(目標未達でも続行)だから目標金額を高くする意図がちょっとよく分からないです。
レトロハードの復刻自体、個人的にウェルカムでどちらも出資しても良いかな?と思いつつ、出資には踏み切れていません。結構値段も高いですし。
出資を躊躇する理由は、レトロハードの復刻というとファミコンミニ、PCエンジンミニ、メガドラミニ、ゲームギアマイクロのように、単なる「昔のコンテンツが遊べるノベリティ」というしょっぱいビジネスで終始する傾向があるためです。
仮にiPhoneがAppleが供給するソフトだけ使える単なる「タッチパネル付きの電話機」だったらここまで普及しなかった筈で、iPhoneが普及できたのはAppStoreというコンテンツを無限に供給してくれるUGCプラットフォームの存在が大きいです。
仮にファミコンミニに、AppStoreのような任天堂が審査を通した新しいファミコンソフトが販売され購入できる「UGCプラットフォーム」が備わっていていたら、果たしてどうなっていたのか?
単なる「昔のコンテンツが遊べるノベリティ」でも1,000万台が売れたので、話題になるUGC作品(プロが作った否かは不問)があったら1億台すら突破できたかもしれません。
ただし、エコシステムを構築しようとすると初期費用もハネ上がるでしょうし、固定費も掛かるという頭の痛い問題もありますが。
果たしてX68000ZやMSX0 Stackには「UGCプラットフォームの構築」という青写真があるのか無いのか・・・という点のみが、私の出資(投資)判断ポイントです。つまり、物理的なリターンは何ならナシでも良い派です。市場流通してから安く買えば良いだけなので。
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