(1) MC6800
(2) MOS6502
(3) Intel 8080
MC6800はMOS6502よりも更にシンプルですが、インデックスレジスタが1つしかないので、プログラムのを組むのにやや不便だと考えられます。
6502の良いところは、6800ほどシンプル過ぎず、8080ほど不雑過ぎない絶妙なバランス加減です。
個人的に8080はフルアセ(特にハンドアセンブル)でプログラムを組むのがやや大変(命令を2進数で覚える必要があるので覚えにくい)です。まぁ、ハンドアセンブルなんかせずアセンブラを使えば良い訳ですが。
Intel8080(808xシリーズ)は、レジスタが沢山あり、さらにペアレジスタという概念のお陰で16bit演算が割と簡単にできます(他の8bit CPUでの16bit演算はキャリーを使って計算する必要があるのでやや面倒です)。演算といっても足し算、引き算だけ(掛け算と割り算はない)ですが。なお、論理演算は8080でも8bitです。
そんな優れた8080ですが、8bitマイコンで主に使われたのは8080上位互換CPUのZilog Z80です。Z80(※互換製品を含む)を採用したコンピュータとして、有名どころとしては以下のものがあります。
【PC】
・MSX
・Sharp X1
・NEC PC-6001〜PC-8801(※88VAは除く)
【ゲーム機】
・任天堂 ゲームボーイ
・SEGA SG-1000〜マスターシステム
・SEGA メガドライブ(※サブCPU)
・SEGA ゲームギア
・SNK ネオジオ(※サブCPU)
【その他】
・パチンコの抽選制御部分(現在でもZ80らしい)
・TI73シリーズ(日本では知名度が低いが)
上記は、パッと調べて出てきたもので、調べればまだまだあるでしょう。
これだけ沢山使われている(現代でも使われている)CPUだから、さぞかし扱いやすいエミュレータが沢山あるんだろうと思っていたのですが、仕事の関係で少し必要になって調べてみた限り、中々「コレだ」と思える実装に出会えませんでした。
という訳で、私が「コレだ」と思えるZ80エミュレータがほしかったので、作り始めてみました。
https://github.com/suzukiplan/z80
とりあえず動くエミュレータが既にある(仕事では困らない)ので、実のところあまり開発のモチベーションは高くないのですが、Z80の勉強を兼ねてとりあえず完成させたいと思っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。