先日、英雄伝説4の原曲集をiTunesで買ってから、ファルコムのFM音源アルバムをiTunesで色々と買い揃えてみました。いや、全部CDで持っているんですけどね。(CDを再生する機械が手元にないから仕方がない)
イース4と風の伝説ザナドゥは、パソコン(PC-98)ではなくPCエンジンが原作なので、原曲 = 波形メモリ音源 or CD-DAですが、PC-98のFM音源(YM2608)で作られた原曲の原曲版です。
98のFM音源で原曲を作ってから波形メモリ音源なり生楽器なりでアレンジしたものをゲームで使っていたようです。チップチューンの頃は、機種毎に音源仕様が全く異なるので、音楽を作る人が最も得意な環境で最初に作ってから、ターゲット機種向けにアレンジするということは割とよくあったのではないかと思います。
こういうのは最近無いですね。
世界樹の迷宮(任天堂DS)など、PC-8801のサンプリング音を使ってBGMを作ったFM音源原曲(?)の比較的新しいゲームとかならあったりしますが。去年YAMAHAがDX refaceという最新のFM音源をリリースしたりした(恐らく現代でもかなり戦力になる音源だと思う)ので、FM音源で作られたゲーム音楽は今後もチラホラ出てくるのではないだろうかと思っています。サンプリング音や生楽器よりも音的にゲームに向いていると思うので。
ただ、私の言う「こういうの」というのは、そういうことではなく、原曲の原案を敢えて8bit機、16bit機のチップチューン音源で作ってから、最新のサンプリング音源で曲を作り直すということ。一見すると無駄手間のように見えます...というか、無駄以外の何物でも無いかもしれません。
いや、もしかすると私が知らないだけで、作曲の最初期の段階では MSX + FB-01(※操作にMSXが必要なオーパーツ的なFM音源)で作り、それを基に最新の機材でアレンジしたものを最終納品物にしているプロが今でも居るのかもしれません。
それなら、原案版のサントラも出した方が売り上げ的な意味でも良いと思うのですが、そういうのが無いということは、やっぱりそういう人は居ないのだろうか。俄には信じ難いのですが。少なくとも私は一見すると無駄手間のように見えるその手順を踏まないと作れないので。
何故か?
うまく説明できないのですが、ノリとしてはこんな感じだろうか。
2016年2月27日土曜日
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