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2012年4月21日土曜日

アプリの信頼を得る方法

先日、Androidアプリの許可(パーミッション)に関する記事で「Googleが登録審査すべき」みたいなことを書きましたが、今朝やってたNHKの番組で専門家の人が、「それはまず無い」というような感じのことを言ってました。まぁ、Googleのスタンスからして、私もそれはほぼ無いだろうと思ってます。

アプリをダウンロード時の注意点について、専門家の意見を纏めると、
(1) ユーザがアプリインストール時にちゃんと許可(パーミッション)をチェックすべき
(2) 他のユーザが書いているレビューを参考にすべき
(3) なるべく安全なマーケット(キャリア提供のマーケット)だけ利用すべき
という感じ。
大筋ではこんな感じのことを伝えている番組でした。
(若干、私の脳内変換が入っているかも)

私が配布するアプリには、当然悪意は一切無いのですが、その点を第三者から信頼して貰う手段として、キャリア提供のマーケットで配るというのが有効かな・・・と、思いました。そこで、au Marketへアプリを登録する手段を調べてみましたが、au Marketへのアプリ登録者は原則的に日本国内に登記されている法人である必要があるようです(au Market利用規約の第5条3項2号を参照)。ただ、法人じゃなければダメ(=必須要件)ではなく、例外が有るようですが。(あくまでも、例外なので「法人限定」という解釈で問題無いと思います)

現状、法人限定という点がちょっとハードルが高い。。。

上記以外の方法で、アプリの客観的信頼を得る方法としては、iPhone版を作って販売するのもそこそこ有効かも。アップルは、(審査が厳しいか否かは別にして)登録するアプリを審査しているようなので。

マルチプラットフォーム化は、開発者に技術力がそこそこ要求されるのがネックですが、幸い私には、それが問題にならない程度の技術(エミュレータを作れる程度の技術)なら有るので、ネックになる事が何も有りません。なので、今作っているSTGが完成したら、そのSTGとInvaderBlock2のiPhone版を作ろうと考えています。

ちなみに、私が開発しているAndroidアプリは全て、VGEという独自システムの上で作っていて、その独自システムはかなりチープな環境でも動作できる設計にしているから、iPhoneへの完全移植は容易です・・・たぶん(一応、iPhone移植を見越して論理ハードウェアを設計しているつもり)。

VGE(Video Game Engine system)というのは、CPUエミュレーションの無いエミュレータみたいなものです。実在する模倣対象のハードウェアが存在しないので、エミュレータというのは用語として適切では無いかもしれませんが、要するに、画面・入力・音声の要素部分を抽象化したものです。(下図のようなもの)
ちなみに、VGEの実在ハードは存在しませんが、自主制作(趣味)でこのVGEの仕組みを搭載した、携帯型ゲーム専用機(ハード)を作りたい・・・という野望が有ったりします。だから、VGE=エミュレータというのは、強ち間違いではありません。「鶏が先か、卵が先か」という話しです。

2012年4月15日日曜日

Androidアプリの「許可」について

Android端末を使っている知り合いが、アプリの許可(パーミッション)について知らなかったことに驚きました。

許可(パーミッション)の情報は、GooglePlayとかでアプリをダウンロードする時に表示されます。
インストール済みのアプリについては、アプリの管理画面から確認することができます。

ちなみに、私が配布しているアプリで使用している許可は、
・INVADER BLOCK 2 → ストレージ
・VGS Chiptune music → なし
です。

ストレージというのは、SDカードへのファイル書き込み許可です。(以下)

ストレージ
USB ストレージのコンテンツの変更/削除、SD カードのコンテンツの変更/削除
USBストレージへの書き込みをアプリに許可します。SDカードへの書き込みをアプリに許可します。

※ストレージの許可は、スコア&リプレイをSDカードに記録する目的で付与しています。

危険な許可の代表例は、「携帯のステータスとIDの読み取り」とか、「連絡先データの読み取り」など。
私のアプリでは(不要だから)設定していません。

連絡先の管理をするアプリであれば、「連絡先データの読み取り」(&書き込み)が必須なので、連絡先の管理をするアプリをダウンロードする場合、「発行元が本当に信頼できるか?という点を、利用者の責任で十分に確認してからダウンロードする必要があります。

今、世間で「the Movie」なるタイトルを冠するアプリが、連絡先の情報を抜き取って何処かに送りつけていた事件が起こってますが、それらアプリが「連絡先データの読み取り」の許可を必要としていることは、ダウンロード時に表示されていたようです。

私はそれらのアプリをダウンロードしようとしたことが無く、プレスから得た情報ですが。(ソースは以下)
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1204/13/news113.html

もちろん、アプリの発行元が悪意をもって情報を抜き取っていたことはほぼ確実だと思うので、悪いのはそのアプリの発行元だということはほぼ間違いないと思います。ただ、ネットワークアクセスをするにも関わらず、ネットワークアクセスについての許可が表示されなかった点はAndroidの脆弱性だと思いますが。

また、「利用者に何も過失が無かった」とは言えないように思います。
アプリの許可(パーミッション)について、「何故こんな許可を必要とするのか?」という疑問があるアプリは、一切ダウンロードすべきではないです。
特に、「連絡先データの読み取り」については、「利用者本人だけでなく、利用者の友人や家族などの情報へのアクセスをアプリに許す」ということを意味しているから、十分に注意する必要があります。

あと、Googleもそういう点(不可解な許可の設定)については、審査すべきだと思います。
もちろん、目視での確認が必要になるので、相応のコストが掛かると思いますが、それは必要支出だと思います。
その程度の審査でも、やっていれば今回のケースは事前に防げた可能性が高いので。
(動画を見るのに連絡先を参照する意味が全く無いので)
もちろん、人間による審査だから100%確実ではないかもしれませんが、「審査を行っている」という点が重要。
今のままでは、「審査すら行っていない」という点で、Googleに過失責任がある気がします。

合理的ではないものを作りたい

ここ最近、実機版の東方VGSの開発が忙しくて、東方VGSの曲追加が滞っています。 東方VGS(実機版)のデザインを作りながら検討中。基本レトロUIベースですがシークバーはモダンに倣おうかな…とか pic.twitter.com/YOYprlDsYD — SUZUKI PLAN (...