2012年9月5日水曜日

広告出資 - update4

2012年9月5日

8/26から売り出したSHOT04-NOKOGI Riderの製品版ですが、ここ数日、着実に販売数が伸びています。
想定していたよりも買ってくれる人が多いみたい。
ただし、Lite版のダウンロード数の伸びが悪い・・・。
たぶん、Androidユーザをターゲットにした広報をやらなきゃダメかな。。。

という訳で、Lite版を広告出資してみることにしました。
とりあえず、50ドルの予算で入札価格3セントというかなりみみっちい投資で。
アフィリエイト広告というのに広告効果が本当にあるのか、眉唾物なので。
私自身、興味をもってアフィリエイト広告をクリックしたことが一度もありません。
クリックするつもりは無かったのに、サイトの広告配置が悪い所為で間違えてクリックしてしまったことならありますが。
という訳で、とりあえず様子見です

まだ、宣伝は承認されてません。
入札価格が低すぎると承認され難いらしいのですが、入札価格の相場が全然分かりません。
未だ嘗て、アフィリエイト関連のことには一切関わったことがないので、完全に未知の領域です。
これで1日放置してみて、承認されないようなら少しづつ入札価格を引き上げていき、最低ラインを探る方向で。

とりあえず、販売対象国は製品版が売れた実績のある英国、米国、日本。
対象プラットフォームはAndroid2.3限定。
あと、「その他」に分類されていないモバイル通信事業者限定で。

広告を載せる端末の詳細な分類ができるのは良いですね。
さて、どうなるものか。。。

2012年9月8日

広告配信を開始した結果が出てきました。
入札価格は3セントで問題無さそうです。
クリック率(クリック数÷表示数×100)はだいたい、0.9%ぐらい。
そして、平均クリックコスト(CPC)は2セント。

広告配信初日のクリック数は、1日あたりだいたい800回(コスト=16ドルぐらい)。
当日、Lite版がインストールされた数は、16件前後。
広告を打たない時のインストール数は、だいたい3~5件前後。
なので、広告効果によるLite版のインストール数は、12件ぐらい。

つまり、広告をクリックした人の1.5%ぐらいの人がインストールしてくれた計算になります。
有料アプリならともかく、無料アプリにしては低すぎる気がしますが。
CPC(Cost Per Click) = 0.02$ぐらい
CPI(Cost Per Install) = 1.33$ぐらい
※私がCPIと呼んでいるのは、一般用語(Cost Per Inquiry)ではありません。(独自の造語とうことで)

CPIが高すぎです。
CPCが2セントであれば、CPIの妥当価格は(高くても)50セント前後と読んでいたので。
まぁ、宣伝する側はCPCは気にするけど、CPIなんか気にしないでしょうねぇ・・・。
(それを気にしなければ、出資者離れによりアフィリエイト業界は衰退していく訳ですが)

ちなみに、Lite版をインストールしてくれた方の3人に2人が製品版を買ってくれれば、コストを回収できます。もっとも、今の製品版の販売価格(日本円で150円)は、今のところ戦略価格のため、かなり安めに設定しているので、Lite版→製品版へのフローは気にしない方向で。(製品版の販売価格の設定戦略については、別の記事で書きました)

とりあえず、現状ではアフィリエイト広告を出資する価値は無さそうです。
もうちょっと、妥当なターゲットに配信先を絞れる仕組みが必要かもしれません。
AdMobは、他の広告媒体よりもその辺がよくできていると思いますが、それでもこの状況です。

まぁ、もう暫く様子見をしておきます。
とりあえず、もう50$追加出資してみました。(計100$)
この100$を溶かしきった状態でCPIに改善が無かったら、今後アフィリエイト広告には一切出資しない方向で。

例えば、同じ広告を同一端末でクリック(多重クリック)した場合、同一端末によるクリックには多重のコストが発生しないような仕組みが最低限必要な気がします。

同一端末によるクリックには多重のコストが発生しないような仕組み」というのは、技術的には然して難しいことではありません。これをやらない理由は、「それだと業者がやっていけない」というのが背景にあるのではないかと思います。勿論、業者の表向きの言い分としては、「規約で違反が起こらないようにガードしている」とかでしょうけど。

実は、アフィリエイト広告には、成果報酬型のスタイルのものも幾つかあるようです。
しかし、それらは全般的に成果数に対応した広告費の他、成果数に関係なく支払う固定費のようなものを設定しているところしか見当たりません。それでも、損益分岐点が明確になるので、一定の収益能力がある商品であれば、この成果報酬型を選択するのがベストです。

しかし、個人が気軽に出資することができません。
やはり、個人は「多少の違反が起こる可能性」を受容しつつ、クリック単価型の広告を利用せざるを得ません・・・そう考えると、ある意味、現状のクリック単価型のアフィリエイト広告にもそれなりの存在意義はあるのかも。(でも、コストが高すぎるから、もうやりません)

2012年9月9日

AdMobでAndroidアプリを宣伝する場合、CPI(Cost/Install)をチェックできるようでした。
ツール→アプリコンバージョントラッキングで確認できます。
ちなみに、昨日の記事で書いたCPIは、手動+推測で求めたものでしたが、正確でした。
ただし、CPIについては、時間の経過とともに上昇していきます。

無料アプリの宣伝で、100$支払ってもインストールして貰える数はせいぜい30~50ぐらいかと。
結論としては、無料アプリで1インストールあたり5$ぐらい有料アプリなら1インストールあたり30$ぐらいの収益が得られるアプリじゃないとお話しになりません。(もちろん、私のアプリが単にデキが悪かったのかも・・・と一瞬思いましたが、インストールしてみないとデキの良し悪しなんて分からないですよね?)

私の最初の直感(アフィリエイトをクリックしようと思ったことは無い)が一番正しいのかも。
たぶん、今後は個人が出資できるレベルのアフィリエイトはどんどん無くなり、成果報酬型だけが生き残る(ただし、ジリ貧)という感じになるのではないかと予測しています。

これから、アフィリエイト広告に出資しようと思っている方はご注意ください。
少なくとも、私は、残りの出資残高を溶かし次第、金輪際アフィリエイト広告には出資しない方向で。
別のマーケティング方法(※ステマなどの信義誠実の原則に反するものを除く)を考えたいと思います。


2012年9月12日

まだ、完全な結果は出ていませんが、今のところ、
・クリック数 3,142回
・総コスト 62.45$
・インストール数 56回
・CPI 1.12$
という状況。

CPIが2$を超えていた時期もありましたが、大分落ち着いてきたようです。
当初の想定上限CPI(50セント/インストール)は軽く超えていますが。
載せるパブリッシャーの種類によって、成果にかなりムラがあるのかもしれません。

入札価格はあまり関係無さそうです。
①土曜日に、上限価格を引き上げて入札価格を3セントに据え置く
②日曜日に入札価格を5セントに引き上げる
という実験を試みたのですが、その結果インストール数は、土曜日の方が多いという感じ。

入札価格よりも、時間帯の方が影響が大きいかもしれません。
土曜日は、
①午前中までは上限投資額を10$に設定
②午後に引き上げを実施
という感じで設定したのに対して、日曜日は土曜日からそのまま据え置きでした。
つまり、入札が発生する時間帯を避ける形になったのかもしれません。
そうなると、一番まずいのはデフォルト設定で放置ですかね。
確証は持てませんが。

基本的にはもうやらないつもりですが、気が向いたらやるかも。
ただし、やるにしても最低数ヶ月程度はブランクを空けると思います。


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